165.佐世保市吉井町梶木場の六地蔵塔
久しぶりに竿がある「重制」の六地蔵塔に巡り合いました。佐世保市と言っても、世知原に近い山の上のさびしい所です。近所のおばあさんが柴やミカンを供えておられます。
笠は落ちたことがあるのでしょう、砂岩のため割れています。おばあさんの話ではここは観音堂だそうです。
少し荒れていて、このおばあさん以外はお参りする人はいないのではなかろうかと思われました。
164.平戸市木引(こひき)町の六地蔵
この六地蔵は洗鱗荘ブログで見つけ、出かけていきました。川内口バス停からほんの少し山側に上った墓地の入り口にありました。
竿がない、いわゆる「単制」の六地蔵さんです。
墓地は石塔に笠が付いたものが多くみられ、江戸中期以降のものですから、武士階級の人たちの墓地と見受けられました。農作業をしていたご老人に話を伺ったら、木引町には他にも六地蔵はあるとのことでしたが、教えられた場所に行っても、それらしいものは見つかりませんでしたが、小さな五輪塔が道下にあり、花が飾られていたのでこのことなのかも知れません。