大山地区は福島の真ん中の山の中の小さな集落にあります。松浦市の文化財紹介の写真では、笠が傾いて壊れそうな感じがしましたが、現地に行ったらきちんとされていました。近所の方が修理されたとのことでした。
龕部と中台の間に四角な石があるのは少しおかしい感じです。すぐ近くに「大山百人塚」という古墓があり、数十基ほどの五輪の塔や宝篋印塔が雑然と集まっています。これらは、16世紀から17世紀にかけての形式のものと言われています。そんなに昔、有力者がこの付近に何代にもわたって居たのでしょうね。
44.浅谷観音堂(松浦市福島町浅谷免)
浅谷(あさがや)地区は福島の中心地から少し離れたところで、有名になった「土谷(どや)の棚田」に行く道から、少し海側に入り込んだところにあります。
ここも古い石塔類がコンクリートの台座にきちんと並べられています。寄せ集めで、ただ四角い石を重ねただけみたいなのもあります。六地蔵さんの基礎はしっかり埋め込まれているので大丈夫でしょう。
松浦市のものはおしまいです。次回から平戸市に行きます。
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