2016年3月16日水曜日

172-173.平戸市木引町の墓地

172.前原家の墓地

 お地蔵さんというより、3体の観音さん、それも女性的な風貌で、両手を合わせた姿も細やかに彫られた小型の石像です。

 三界萬霊として、供養塔として墓地に建てられています。施主は前原茂吉、茂作の両名の名前書かれていて、隣の墓地の法名塔の記載では江戸時代末期に生まれた人です。

173.松永家の墓地

 松本さんら「新田観音講」の仲間6人で建てたと記載があります。近くの松本さんご夫妻の話を聞くことができました。六地蔵さんの赤いエプロンは松本さんの奥さんが毎年新しいのを付け替えているとのことでした。
 木引町の墓地には164の分も含めて、近い距離に3基の六地蔵さんがありましたが、いずれも明治年間に建立された模様で、この集落では、その頃このような風習が流行ったのではないでしょうか。

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