2014年6月16日月曜日

128-130.吉井町の六地蔵塔

128.正平寺跡(佐世保市吉井町田原)


 昔の正平寺跡に小さなお堂が立ち、竿が短い六地蔵さんがあります。お地蔵さんの顔に赤土が塗られているのは、今も、この地区には子供の病気の回復を願う、迷信が残っているようです。石塔には苔が着きいかにも古そうです。

129.祥雲寺参道(佐世保市吉井町福井)


 祥雲寺の入り口は、吉井北小学校の方が本堂には近くなっていて、この階段がある参道は今では、裏口という感じです。ここまでの道もはっきりせず、お寺への道として使っている人はないでしょう。
 竿石や中台がしゃれた造りになっています。新しいものと遠目にも分かります。今回調べたものの中で最も新しく、昭和9年の建立です。その頃までは、この参道からのお参りが多かったのではないでしょうか。

130.草の尾の六地蔵塔(佐世保市吉井町草の尾)


 昔ここに、お寺があったそうですが、地元の人も寺の名前を知らないとのことでした。周りに墓地があり、藪の上の段に平坦なところがあり、そこが寺跡でしょう。
 草の尾(そうのお)という地名は、子供のころから知っていましたが、行ったのは今回が初めてでした。近くには、合戦原という地名もあり、戦国時代の領地争いに巻き込まれたのではないでしょうか。山の中の辺鄙なところというイメージがありましたが、平地が広がり、1枚で3反以上の広い田んぼもあり、豊な盆地を思わせる一帯でした。
 

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