2014年6月9日月曜日

122-127.佐世保市南部の六地蔵塔

122.青蓮寺の六地蔵塔(佐世保市日宇町)



 真言宗の大きなお寺なので、六地蔵のひとつはあるだろうと探し始めたけど、見つけ出せずに、住職に聞いたら、鍵を持って来て、横木戸を開けて、隣の松尾神社の方へ上り、少し藪を通ったところにありました。ここもお寺の敷地だそうです。神仏混淆の時の名残でしょう。
 砂岩ではなく立派なものですが、笠がありません、倒木で壊れたのでしょうか。参道らしい道があるようでも、今は全く使われていません。付近には、他の石仏も数基かありました。

123.黒髪町地蔵堂(佐世保市黒髪町)



 黒髪町の椿が丘団地のところにありました。団地造成で敷地は削られ、古い墓もあったようですが、狭い一画となっています。赤土を塗る風習は聞きましたが、黄色は何を意味しているのでしょうか。
 少し前までは、88か所めぐりの札所で、お巡りさんが見えていたそうですが、今は途絶えています。

124.三島墓地(佐世保市広田町)



 ここは三島山古墳とも言われ、古墳時代にはこの地方の小豪族の墓があったのでしょう。
 こんもりした小山の下に、墓地があり、入り口付近に六地蔵塔はあります。かなり背丈が高いものですが、竿石は1石でできています。付近には神社はありますが、お堂はありません。
 その後、道路工事のため、古い墓地の一画は撤去され、この六地蔵さんは今では見ることができません。

125.大念寺(佐世保市早岐町)



 この六地蔵塔は、なかなかしゃれた造りと思ったら、大正11年(1922)と新しいものです。この頃は、機械を使って石仏を造るようになっていたのですね。
 このお寺は木造の古い山門が有名です。この辺りは空襲で焼けることがなかったようです。

126.祇園寺(佐世保市針尾町)



 何と言っても、こんなのは始めて見ました。六地蔵塔の笠の上に観音さんが立って乗っています。どういう意味か分かりません。戦国時代には、針尾氏の居城があったところの付近です。

127.庵の浦阿弥陀堂(佐世保市庵の浦町)



 六地蔵さんと思い、よく見たら、お地蔵さんは4体しか彫られていません。庵の浦の中でも、小さな椎木という集落で、大切にされています。耕地はせまく、海までは崖を下るようなところで、昔は半農半漁の生活だったのでしょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿