2014年6月23日月曜日

131-135.世知原の六地蔵塔

131.洞禅寺1(佐世保市世知原町北川内)


 洞禅寺の境内にある、新しい六地蔵塔です。大正10年(1921)ですから彫られている文字も読み取れます。

132.洞禅寺2


 境内の外にあるとは思いもしませんでした。しかし、そこは石垣に沿って、参道らしい道が世知原の集落に続いています。今ではこの道を通ってお寺参りをする人は少ないと思いますが、車道が整備される前は良く使われていたことでしょう。

133.開作墓地(佐世保市世知原町開作)


 開作(かいさく)という地名ですから、開墾によって開かれたところでしょう。世知原の中心地でも、標高300メートルと言われているのに、それよりもかなり高いところです。
 この墓地もかなり古い石塔が見られます。この六地蔵塔も元文4年(1739)と読めます。
 今では、伊万里へ抜ける広い道路も整備され、すぐ近くには野球場もできています。春には、野球場の駐車場を会場に、「じげもん市」が開かれ賑わいます。

134.槍巻1(佐世保市世知原町槍巻)


135.槍巻2


 2基の六地蔵塔が並んでいますが、比較的しっかりしている方に、「奉再建鑓巻邑中」と享保17年(1732)と彫られていますから、この時再建ですから、建てられたのはかなり古いころと思われます。


 お地蔵さんのすぐ右側は、炭坑時代の住宅が今も残っており、改築もされていますが、その頃を偲ばせるところです。左側が昔からの集落です。

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